矯正治療・根管治療によって歯並びと根尖病巣を改善した症例
矯正治療・根管治療によって歯並びと根尖病巣を改善した症例
こちらの患者さまは、「咬み合わせが合わない」「歯が凸凹になっている」との主訴で来院されました。
主訴は歯列不正でしたが、咬合高径(噛み合わせの高さ不足)、審美性、根管治療の不良という問題も確認できました。根管治療の不良については、術前から右上犬歯の根尖部の痛みを訴えておられました。
患者さまと相談し、矯正治療と根管治療によって歯並びと根尖病巣を改善する計画と立てました。
治療前と治療直後の口元・歯並びの比較
治療直後はきれいな歯と歯茎、歯並びで口元がすっきりしました。口元の審美性や口唇の変形も改善されました。
▼矯正治療後の患者さまの感想
美しくて機能的で長持ちする歯を患者さまは求めていると思います。矯正治療だけでなく、同時に根の先のおできの治療も出来ているのが望ましいです。術前の冠(かぶせ物)の辺縁不適合なつくりでは、歯周病のリスクは高くなります。
その点、当院の冠(かぶせ物)は辺縁の形成、印象から製作までマイクロを使用して製作するので、歯ブラシ(定期的メインテナンス)さえできれば、長期的な予後が見込めます。
健康は1本の歯から始まると考えると、患者さまの健康は歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士と患者さまの連携で維持できる可能性が高くなります。
治療前と治療直後のデンタルX線写真の比較
治療前には複数の根尖病巣が確認できましたが、根管治療によってすべての根尖病巣が治癒されました。
▼根管治療前後の患者さまのコメント
(黒字が術前、緑が術後)
術前・術中・術後7年の比較
【治療前 2014年5月】
治療前は変色歯と冠(かぶせ物)などの色が悪く、審美性にも問題がありました。また、咬み合わせも深く不健康な状態でした。
【矯正治療開始時 2014年9月】
前歯より奥歯にかけて段差が2~3㎜位あり、咬合高径の低下が見られました。矯正治療は当院の専門医(Dr.タカミ)が担当しました。
【治療後7年 2024年9月】
前歯はセラミック冠、奥歯は硬質レジン冠を装着。審美的かつ丈夫に製作されています。
歯並び・咬み合わせまで治療することが理想であり、当院では健康を回復する理想的な歯科治療を目指しています。
こちらの患者さまは治療後に片頭痛も減少し、予防薬を中断できたとのことですので、術前に比べて健康面も改善されました。(感想文参照)
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