破折した歯を抜歯後に親知らずを移植して咬み合わせを改善した症例|国立t歯科

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破折した歯を抜歯後に親知らずを移植して咬み合わせを改善した症例

破折した歯を抜歯後に親知らずを移植して咬み合わせを改善した症例

初診時のレントゲン

こちらの患者さまは、右下6番の歯に対して、2002年に当院で歯根分割を行い、かぶせ物を装着しました。その後は他院へ通院されていましたが、2022年に抜歯が必要と診断されました。患者さまはできる限り歯を残したいと希望され、当院へ再びご相談にお越しになりました。

移植

診査の結果、右下6番は残念ながら当院でも保存が難しく、抜歯せざるを得ない状態でした。分割した歯は一般的に長期保存が難しく、6年程度が一つの目安とされていますが、こちらの患者さまは約19年間にわたって歯を維持することができました。

抜歯後の選択肢としてブリッジ・インプラント・入れ歯がありますが、今回は右下8番の親知らずの移植を試みることとしました。

破折歯の抜歯~親知らずの移植

まず、移植手術とは別の日にご来院いただき、移植に使用する右下8番(親知らず)を抜歯しやすくするための事前処置(根回し)を行いました。

破折歯の抜歯~親知らずの移植

移植当日は、破折していた右下6番を抜歯した後、右下8番を慎重に抜歯し、右下6番の抜歯部位へ移植しました。移植後は、移植した歯が動かないようにしっかりと固定しました。

移植後に根管治療・MTM(歯の小矯正)の実施

移植後に根管治療・MTM(歯の小矯正)の実施

移植する歯は、一度抜歯することで歯の神経が失活するため、移植後に根管治療を行いました。

移植後に根管治療・MTM(歯の小矯正)の実施

その後、歯の位置や高さを整えるため、MTM(部分矯正)によって移植した歯を適切な位置まで引っ張り出しました。

矯正治療~かぶせ物の装着・治療完了

かぶせ物の装着・治療完了

こちらの患者さまは、移植後に噛み合わせを整えるため、矯正治療を行いました。矯正治療中は移植した歯にも矯正装置を装着し、周囲の歯との位置関係や噛み合わせを調整しました。

矯正治療の終了後、移植した歯に土台を立てて型取りを行い、最終的なかぶせ物を装着しました。今後も定期的なメインテナンスを継続し、移植した歯を含め、お口全体をより長く健康な状態に保てるよう経過を確認していきます。

年齢・性別 60代 女性
治療期間・回数 約4ヵ月~6ヵ月・10回~13回
手術時間:約1時間半
治療費 親知らずの移植:220,000~275,000円 (税込)
リスクなど ・体質により生着しにくい場合があります。
・一般的には成功率が70%と言われますが、最近の当医院では95%の成功率です。

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